十数年ぶりに

酒見賢一『後宮小説』を十数年ぶりに読み返した。今読んでもこの絶妙な距離感はいいなぁと思いつつ頁をめくる。実は当時は知らなかったが、第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞作だったとのこと。実際に存在したとされるある女性と、その国に関する文献を元に著者が解説を交えながら筆を進めていくという体裁が面白い。指輪物語などのように徹底的なリアリズムをもって世界を作り上げていくファンタジーとはまた少し異なり、架空のものをさも「昔々こんな事があったんだよ」と、「文献や取材による調査と筆者の想像力」という行為でもってひとつの世界や歴史を作り上げているこの作品もまたファンタジーなんだよなと思う。

今回、読後なんだか風とも空気ともつかないものが手からするりと通り過ぎていった感覚、どことなく肌寒い(それは悪寒という意味ではない)感覚はなんだろうと思っていたところ、高橋源一郎が評している「淡い哀しみをおびた「軽さ」である」の文を読み、ああなるほどと思ってしまった。それは冒頭で書いた「距離感」からくるものか、それとも特に最終章の部分でそう感じたのかは分からないが、とにかくそう感じた。

久々に練習

久々に家でラッパを吹いてみました。一戸建て、山の中、隣近所は結構離れてて、しかもこんな平日には誰もいない、というのはこんな時便利だw 念のため風呂場で窓を締め切って吹けば、さして問題無いし(あんまり大きい音は出せませんが) 今はもう、普段ほとんど練習しなくなりました(レッスンに行った時に少し吹くくらい)が、まだなんとか上の音も出るようです。復帰当時はハイBさえもまともに出ませんでしたが、ようやくハイFまで戻りました。とはいえ、曲では使い物にならないでしょうね。まだまだ音がヒョロヒョロしてるw これ以上は本格的に練習を再開しないと戻らないだろうなぁ…

悩み所

先日書いたやつを引き続き作ってます。これは弦と木管、そしてハープを使ったフィールドの曲なんですが、con motoの部分がどうやっても決まりません。何度聴いてもどうもしっくりこない。他の部分は、まあそれなりに出来てきたのですが、この部分ですっかりつまずいてます。3分程度の長さで中間部分のテンポが遅くなるので、後半テンポを少し戻す前にcon motoを入れようと思ったのですが、なんだか蛇足になりそうな気がしてます。まあ、これはもう少し考えてみます。

あと、木管といってもFlとObをメロディで使うだけですので、これにClやFgも伴奏として入れようかどうか迷い中。今のままスッキリとした構成にするか、それとももう少し厚くするか悩み所です。

弦は難しい…

今、弦メインの曲を作ってます。以前、村の曲を作った時も思ったんですが、速い駆け上がりはともかく、ゆったりとしたフレーズのレガートではQLegatoはあまり使い物にならないですね。というのも、各フレーズ単位ではなく各音単位でパッチを使いまわす制作方法では、弦の場合どうしてもQLegatoの音色の毛色の違いが目立ってしまうんです。

白玉中心のフレーズはともかく、メロディアスなフレーズの場合は1音1音それに似合うパッチを使っていった方が多少は雰囲気が出ますんで、そのようにやっている訳なんですが、そうすると上記の問題が発生してしまいます。QLSOを使ってらっしゃる方は、どんな感じで打ち込みされているんでしょうか? 非常に興味があります。某掲示板ではそういった議論はなされていないようなので、他になかなか知りようがありませんね… 北音でも調べてみましたが、私の探し方が悪いのか、なかなかこれといった記事は出てこない…

そんなわけで、今日はたった4小節を打ち込むのに数時間掛かりました。これは大変だ…なかなか作業がはかどりません。先日アップした戦闘の曲やアンビエンス系の曲なんかの方が、ごまかしが効くんでずっと楽ですねw

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